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『最上禄平 写真詩展』

 みなさんはどんな時にシャッターを切っていますか・・・?
美しいものを見た時、
楽しい時、
心地よさを感じた時、
誰かに何かを伝えたい時・・・
 最近の私の被写体は、専ら「家族」です。その時々の思い出を写し、笑顔いっぱいのアルバムを見ると、顔がほころびます。

 8月も近くなり、ひと夏の想い出を写す機会も増す頃。
アトリオンでも様々な写真展が開かれます。
その中から今日はこちらをご紹介致します。

『最上禄平 写真詩展』 平成20年8月1日(金)~8月3日(日)
2F 美術展示ホール 第2展示室

 「父はレンズ越しにこんな風景を眺めていたんだ・・・と
写真展の準備を始めてから父の新たな一面を発見しました。」
と語るのはこの写真展の主催者であり,
禄平さんの次女、孝子さん。
禄平さんは平成18年にお亡くなりになられましたが、
平成18年7月~平成19年12月まで「最上禄平の世界」と称して
毎日新聞に通算53回連載されました。
 
オーロラが好きだったという最上さん。
生前はアラスカやカナダのロッキー山脈、シベリヤなど様々な国へ取材旅行を敢行。
秋田県内では、森吉山中で国の天然記念物『クマゲラ』や
『ヤマネ』など野生動物の撮影にも成功を収められています。

 
「父への供養の意を込めて、この写真展を開きます」
 孝子さんの、今回の展覧会に込めた様々な思い。お父様との想い出が孝子さんの頭の中では、走馬灯のように駆け巡っていることでしょう。
楽しかったこと、
親子喧嘩したこと、
そして、幼き頃写真を撮ってもらったこと。。。
 お話をしてくださる孝子さんの目にはうっすら光るものが見えました。
 
 お父様の作品を生前は正視できなかった気持ち。供養の意を込めて写真展を開きたい気持ち。
どこの家庭にもある”父親と娘”のはがゆい関係・・・
同じ立場にある方はきっと、お分かりになると思います。

 人は亡くなれば、どんなに話しかけても答えてはくれません。
その代わり。。。
遺していってくれた物にはその人の魂が宿っていると私は思います。
もちろん、
残された者たちの心にも宿り続けます。


この夏、
最上禄平さんの世界へ、一緒に旅してみませんか?

『最上禄平 写真詩展』ご案内←クリックしてください
 ※孝子さんのアートワークであるガラス工芸
  『バナーワーク』の作品も同時展示致します。
  ぜひご覧ください☆彡


TEXT/藤原彩


Date:08.07.09