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9月はオルガン三昧だぁ!

暑い暑い日々が続きます。
地球は、生き物にはかなりしんどい環境になってしまったのでせうか?火星に向けてノアの箱舟で脱出する日もせまってきたような…????

7月下旬、マリオス(盛岡)のランチタイム・コンサートで弾かせていただきました。盛岡にはフランス人のオルガン・ビルダー、ガルニエ氏が作られた、北ドイツのバロック時代をモデルにしたオルガンが設置されています。
数年前、フランス古典オルガン音楽についての講習会をさせていただいた関係で、是非フランス物を弾いてください!とお願いされました。北ドイツ・タイプとはいえフランス人の作られた楽器。
フランス古典もなんとか弾けてしまうのでした!


岩手県立美術館2
岩手県立美術館 黒田清輝展をやっています
8月29日まで


オルガンはとてもローカル色の強い楽器です。時代、地域によりさまざまなタイプの楽器が製作されました。発展の中心はヨーロッパで、当たり前のことですが、オルガンとオルガン音楽は密接な関係を持っています。

「楽器が先か、音楽が先か」と問われれば《卵が先か、ニワトリが先か》という問いと同じと答えるわけですが、、真のオルガン音楽の理解は、その曲が書かれた時代、地域、作曲家の手にすることのできた楽器という条件を満たす空間の中で、初めて可能になると言えます。
それは、聴衆にとっても演奏する側にとっても同じことです。

どうやって演奏したらよいのか行き詰まった時、その原点の空間に足を運んでみると、音楽が体感として容易に理解できてしまうことがあります。


岩手県立美術館
とっても座りごごちの良いイスでした


でも、そんな贅沢な体験はこの極東の国ではそう簡単にはできません。楽器はとても良いものがたくさんありますが、なんせ空気感が違うんですよねぇ。

そこで、その雰囲気だけでも知っていただこうと、9月2日(木)18:30からミニ・コンサートホールで、『オルガンお国めぐり』というレクチャーを開催することになりました。

ヨーロッパの歴史的な楽器を写真で見ていただきながら、その楽器の音を聴いていただこうという趣向です。オルガンと一口に言っても、ピアノなんぞよりはるかに古い歴史を持っているわけでして、ルネサンスの楽器から現代まで、多種多様なオルガンの顔とそこで奏でられる音楽を、ちょっこしつまみ食い!

ちょっとしたオルガンの知識人になれるチャンスです! 足を運ばれてみてはいかがでしょうか?


岩手県立美術館3
萬鉄五郎さん等の常設展は入れ替え中で、おばさんが階段のお掃除をしていました。定期的にコンサートなんかもやっているようです。


そして、オルガンの知識人になった皆様が、本格的なオルガン音楽を聴く絶好のチャンス!

9月18日(土)14:00から、『オルガン音宇宙』という3名のオルガニストによるコンサート開催されます。アトリオンのオルガン講座で長年お世話になった今井奈緒子さんと、現在講師をされている椎名雄一郎さん、そして私が得意のレパートリーを披露いたします。

今井さん、椎名さんは日本を代表するオルガニストです。今井さんは北ドイツ・オルガン楽派からバッハまで、椎名さんはドイツ・ロマン派の作曲家、メンデルスゾーンとリストの大曲《アド・ノス・アド・サルタレム・ウンダムによる幻想曲とフーガ》を演奏いたします。

私は、フランス古典からフランス近代までという、またまたおフランス三昧。


岩手県立美術館4


バロック時代、アルザス地方で活躍したアンドレアス・ジルバーマンという製作者の楽器を基本に、ロマン派の要素も加えたアトリオンのオルガンが、3名のオルガニストによりどのような新しい顔を見せるか、乞うご期待です。


香取智子 wrote|Date:10.08.09|コメント (0)
ば~らが咲いた!ば~らが咲いた!

去る6月13日、横手市の『かんぽの宿横手』で 横手ばら会が主催する《春のばら展》が開かれました。

指定花と自由花、盛り花などの部門に、会員が丹精こめて育てた自慢のバラを切花にして出品し、審査され栄誉を讃えあうというものです。

自由花の部では、一本花、二本花、三本花に分かれて審査されます。


バラのコンクール.bmp

この二本花と三本花に、元秋田オルガンかわら版の会の会長Norikoさんが《マダムヒデ》を携えて出品し、見事一位をゲットされました。《マダムヒデ》は2年前に亡くなられたお父様の得意とした品種だったそうで、講評で、「まるでお父様がそこにいるような錯覚を覚えた」と言われたそうです。


コンクール2.bmp


コンクール3.bmp


一本花では《セツコ》を出品されたのですが、花に気を取られ、棘で葉っぱが傷だらけになってしまい、残念ながら3位。

盛り花の部では、Norikoさんのお母様が《セツコ》、《ネージュかまくら》、命名していないピンクの3種類の花を活けて、2位を取られました。


コンクール4.bmp


バラは病気にとても弱い花です。Norikoさんは、しょっちゅう庭に出てバラを観察し、病気や虫を見つけたら手当たり次第やっつけます。手間のかかる消毒、慣れない薬品の扱い、草むしり、そしてやぶ蚊と紫外線の攻撃!  
聞いただけでも大変です。

好天が続くと水遣りもまた一苦労。雨水をためた桶からバケツに水を汲み、毎朝26鉢余りに遣るのだそうです。地植えには10日に一度の水遣り。雨水をためた桶は、ほうっておけば《ぼうふら》の温床となり、バラだけでなく蚊まで育ててしまう破目に陥ります。

新米ガーデナーには、どの花が水や肥料をたくさん欲しがるのかなど、まだ見当もつかないそうです。

美しく華やかなバラ。その陰には、優美さとは程遠い世界が広がっていました。


ばら.bmp


そういえば、中軽井沢に『軽井沢コルネ』という、個人の別荘のサロンに大きなオルガンを設置し、オルガンコンサートを中心に開催されている方がいらっしゃいます。そのご近所に「別荘でバラを栽培したい」と、宅地内の木を伐採してお庭をバラ園にされている方がいらっしゃいました。その結果、日当たり良好で「別荘なのに暑い!」と嘆いていると『軽井沢コルネ』のオーナーの大澤さんが話していましたっけ…


香取智子 wrote|Date:10.07.13|コメント (2)
Web Galerie 《Chemin de Fer 鉄の道》 第9回展覧会『残雪から新緑まで』 Part2.Landscape編

Part2は景色を集めました。


2010春・秋田 田沢湖.bmp


2010春・秋田_015.bmp


2010春・秋田_074 春を待つ鳥海山麓.bmp
鳥海山麓

2010春・秋田_032 春宵一刻 弘前.bmp
弘前の桜

2010春・秋田_069 春の錦2.bmp


2010春・秋田_082 人が去った角館.bmp
ポストの帽子も消えました 角館


2010春・秋田_099.bmp
刺巻

2010春・秋田_094.bmp


2010春・秋田_123.bmp
まるで、アンリ・ルソーの絵に出てくる植物みたいです

2010春・秋田_146.bmp


香取智子 wrote|Date:10.06.25|コメント (3)
Web Galerie 《Chemin de Fer 鉄の道》 第9回展覧会『残雪から新緑まで』Part1乗り物編

F氏の写真館、

残雪の平原から新緑の中をとことこ?と走る列車。
福岡から札幌まで40時間もかけて疾走する貨物列車から、空から眺めた鳥海山まで。
乗り物、大特集!

2010春・秋田 田沢湖2.bmp


2010春・秋田_012.bmp


2010春・秋田_009.bmp


2010春・秋田_026.bmp


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2010春・秋田  福岡発貨物.bmp
福岡から札幌まで走る貨物列車

2010春・秋田_130.bmp


2010春・秋田_133.bmp
鳥海山を見下ろす

2010春・秋田_079 月と金星!.bmp
Lune et Vénus


香取智子 wrote|Date:10.06.25|コメント (0)
十文字和紙、変身する!

十文字和紙というのをご存知ですか?

秋田県横手市十文字睦合で、江戸時代から引き継がれている伝統的和紙だそうです。今ではこの伝統の手仕事を守っているのは佐々木清男さんただ一人。

秋田市在住の渡辺弘子さんは、「何をどのようにして和紙ができるのか」興味を抱き、この十文字和紙に惚れ込み、16年間せっせと工房へ足を運ばれたそうです。

和紙の原料は自家で育てた楮(こうぞ)。楮の刈り込みから蒸かし、皮はぎ、晒し、叩き、漉くに至るまで全ての工程は手作業で、長い時間を経て一枚の和紙が誕生します。作業は毎年厳寒の季節に行われます。

その工程を渡辺さんの撮られた写真を使って、簡単にご紹介します。

楮 9月.jpg
9月の楮


楮 刈り入れ.jpg
11月に刈り入れる

楮の束.jpg
楮の束

こうぞ 蒸かし作業.jpg
楮を蒸かす

こうぞ 干し.jpg
いったん干す

粗皮とり.jpg
粗皮を剥ぐ

乾燥させた白皮.jpg
再び白皮を干して乾燥させる

白皮を煮る.jpg
白皮を煮る

こうぞをひたすら叩く.jpg
楮をひたすら叩く

その後、ノリウツギの白皮から糊を作り

紙漉き.jpg
やっと紙漉きに


重ねられた紙.jpg
一枚ずつ漉いては重ね、漉いては重ね

鳥海山 2月.jpg
2月の鳥海山

白鳥も間もなく北帰行.jpg
まもなく白鳥も北帰行

渡辺さんは、今では紙を漉く作業もできるようになり、この和紙を使った製品化を思い描き、それがやっと形となりました。

基本は帽子。和紙にこんにゃく糊を塗り、皺加工を施し、軽くてじょうぶな帽子に仕上がりました。芯の入ってない帽子はくしゃくしゃと丸めてポケットに入れることもできます。少々ぬれても大丈夫!
渡辺さんは、帽子のほかにもトレーや小物の雑貨など色々試作されています。


帽子.jpg
和紙の帽子

帽子1.jpg
和紙の帽子

和紙製の半纏.jpg
日の出酒造、和紙製の半纏


ちなみに第二次世界大戦中、大陸間弾道弾?となった風船爆弾は和紙をこんにゃく糊で固めて5層に重ねて作ったものだったそうです。
伝統の技術が今に受け継がれ、新しい命を吹き込まれる。とても大切なことだと思います。


香取智子 wrote|Date:10.06.14|コメント (1)
オルガニスト、栄養補給する

5月の連休にお仕事モード全開でしたので、ちょっとお休みをいただいて久しぶりにオペラを見たり、展覧会に足を運んだりしました。

オペラは新国立劇場の《影のない女》最終日。
ジュネーブにいたころは、毎月のようにオペラを見ていた(何しろ、劇場まで徒歩15分ですから)のですが、日本では恥ずかしながら初めてのオペラ鑑賞です。

影のない女.bmp


トリスタン・オペラもベルクのルルも体験済みでしたが、リヒャルト・シュトラウスのオーケストラの巨大なこと!!といったら…指揮者が出てくるために、奏者が道を開けなければならないのです。バンダにもトランペット3本、トロンボーン4本、オルガンまで…
25分ずつの休憩を2回はさんだ3幕、4時間にわたる長丁場のオペラですが、楽員たち頑張っているなあと妙な関心。最後は疲れてきたかなと感じるところもなくはなかったけれど、農耕民族の体力でやるのだからあっぱれです。5人の主たる歌い手はドイツやアメリカの方たち。あのオケに負けじと叫ぶ(といっても、きれいな声で)のはさすがです。
舞台は経費削減を感じさせるものではありましたが、複数の黒子さんたちが場面転換ごとに装置を手動で動かしていたので、バミリはどうやってされているのかなあ、なんて思って見ていました。

日本語の字幕が出るので随分楽に鑑賞できましたが、ジュネーブでは留学生仲間が幕間に額を寄せ合い、ストーリーのレクチャーをしてオペラを見ていたのを懐かしく思い出しました。

ただ、あの長大な『愛の賛歌』は、今の少子化日本には通用するかなあ…


いのくまさん.bmp


オペラの前に、お隣のオペラシティのアート・ギャラリーに寄りました。『猪熊弦一郎展いのくまさん』を見るためです。
この展覧会は猪熊画伯の絵に谷川俊太郎さんが文をつけた絵本『いのくまさん』から生まれました。猪熊画伯の絵は、以前、丸亀市猪熊弦一郎美術館から定期的にアトリオンに送られてきたポスターで知っていました。軽やかで色彩豊か、クレーに近いリズム感もあるけれど彼の持つ深刻さはありません。もっとも私はクレーも大好きで、スイスではクレーを探し求め、あちこちひとりで放浪の旅をしたものです。

ところでこの展覧会、11のセクションからなっています。セクションごとに『いのくまさんは じぶんで じぶんの かおを かく』とか『ほかの ひとの かおも かく』といった谷川さんのことばが大きく表示されていて、本当にわかりやすく楽しかったです。

いのくまさんがアトリエをハワイに移すと、華やかな色彩が出現。『いろが うまれる いろが ささやく いろが さけぶ いろが うたう』という言葉がぴったり当てはまります。ふと、ルドンが50才頃から突然豊かな色彩を用いるようになったのを思い出しました。

この展覧会、7月4日まで開催されています。美術鑑賞などどいうかしこまった言葉とは無縁の楽しいいのくまさんワールド。おすすめです!

ちなみに三越デパートの《華ひらく》という赤と白の包装紙は、猪熊さんが海岸に転がる石ころをモチーフにしてデザインされたものだそうです。ご存知でしたか?


今回、もうひとつ展覧会に足を運びました。
国立近代美術館で8月8日まで開催されている『建築はどこにあるの?7つのインスタレーション』という7組の日本の建築家によるインスタレーションです。


近代美術館による概要説明では

世代もタイプも異なる7組の日本の建築家たちが、新作インスタレーションを展示します。「建物」をつくるときとは異なる条件の中で彼らが頼るもの。それはきっと、建築家として鍛え上げてきた、論理(ロジック)と技術(テクニック)と感性(エステティック)のバランスがとれた思考方法となるでしょう。このバランス感覚に長けているからこそ、現在、日本の建築は世界的に注目されていると言えます。そして、もしそうしたところに「建築」の特徴があるのだとすれば、建築を考える際に重要なのは、「建築とはなにか」を問うことではなくて、どこにどのような形で建築が現われてきているかを捜すことではないでしょうか。
 三種類の多面体でつくられた空間、「空間」が生滅する場、動物にも見える東屋(あずまや)、模型の一日を見せる映像空間、繊細(フラジャイル)な構造体、スケール感覚が不思議な広場など、多種多様なインスタレーションを通して、建築はどこにあるのか、ぜひ捜してみてください

という何やら分かったような分からないような…


でも、面白かったです。赤いレーザー光線の中を歩くとモアレ縞ができたり、垂直な壁面がひとつもない白い多面体の組み合わされた中を歩く不思議な感覚etc.


写真撮影も可能でしたので、その一部をご紹介します。


中山英之 草原の大きな扉1.bmp
中山英之 草原の大きな扉
北海道の広大な草原を敷地に、ピクニックに集まった人々に軽食をふるまうカフェとして設計した建築の1/3模型。テーブルセットやタペストリーがままごとのようでかわいいです


伊東豊雄.bmp
伊東豊雄 うちのうちのうち
瀬戸内海の島で進行中の「今治市伊東豊雄建築ミュージアム(仮)」プロジェクト。3種類の多面体を組み合わせて全体を構成する伊東ミュージアムの約1/2スケールの多面体。いわば、「美術館のなかにもうひとつの美術館をつくる」うちのうち


伊東豊雄.4bmp.bmp
伊東豊雄 うちのうちのうち
この多面体の中に、最近取り組んでいる新しい幾何学に基づく空間構成システムを展示
だから、うちのうちのうち です


伊東豊雄1.bmp
伊東豊雄 うちのうちのうち


伊東豊雄3bmp.bmp
伊東豊雄 うちのうちのうち


アトリエ・ワン 、まちあわせ.bmp
アトリエ・ワン まちあわせ
近代美術館玄関横、竹製のゾウとキリンが迎えてくれます



香取智子 wrote|Date:10.06.08|コメント (0)
お花見三題

5月1日、アトリオン近くの秋田市立千秋公園。
2日、秋田市の住宅街を流れる太平川沿いの桜並木。
3日、しだれ桜で有名な角館。


3日間にわたるお花見! さまざまな桜の表情を集めてみました。

角館では、50年以上前の廃棄寸前の小学校のピアノを特産の樺細工で再生させました。ゴールデンウィークの桜祭りに合わせ、平福記念美術館でこのピアノを使ったミニコンサートが開かれていました。

3日は、このプロジェクトにかかわった地元のクラリネット奏者の安藤さんや秋田大学の斉藤洋先生が出演されていました。ピアノは低音部があまり鳴らなくなっていましたが、思ったよりずっときれいな音でした。
洋先生とお弟子さんによる春の香りがいっぱい詰まった連弾曲を聴いて、春を満喫したオルガン弾きなのでした。

千秋公園の桜

千秋公園6.bmp


千秋公園.bmp


千秋公園4.bmp


春の味覚

若竹煮.bmp
若竹煮をつくってみました。といっても、材料はみな鹿児島県産ですが…


秋田市楢山

太平川3.bmp
以前から好きな散歩道


太平川4.bmp
太平川


角館

角館7.bmp


角館9.bmp


青柳家3.bmp


青柳家2.bmp
青柳家にはこんなお花も(ワサビ)


角館6.bmp


樺細工ピアノ.bmp
今後どこで保存するのか、まだ決まっていないそうです。美術館コンサートも減った昨今、このまま美術館において、時々コンサートが行われたら素敵です!


桧木内川2.bmp
桧木内川堤


角館2.bmp



香取智子 wrote|Date:10.05.04|コメント (1)
春はどこから来るかしら♪

不安定なお天気が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

あっという間に4月も下旬に入ってしまいました。
いつになったら、暖房とお別れできるのでしょう?

ヨーロッパでは火山が噴火し、中国では地震…

オバマ大統領ではありませんが、やっぱり火星移住計画も早めなければならないかも?!


先月、3月31日をもって新宿厚生年金会館が閉館しました。テレビでさかんに報道されていましたのでご存知の方も多いと思います。

高校時代の友達が歌っていた東京女子大のメサイヤや、ベーシーさんが存命中の!カウント・ベーシー・オーケストラ、そして、ラザール・ベルマンのピアノのリサイタルだったか…私も厚生年金会館にはよく通った記憶があります。ひとつの時代が終わったという感慨を持ちました。

ところで同じ日、御茶ノ水の日大カザルスホールも閉館しました。こちらは、オルガンの去就について、われらオルガン関係者の注目を一身に浴びていましたが、とりあえず学内施設として向こう一年はメンテナンスも行われるとのこと。
一般人からお隠れあそばしたアーレントの名器のその後については???…

日大の所有するホールなのに、なぜか人々が“わがホール”のように語りあうのは、ひとえにあのホールの辿ってきた道のりがあってのこと。
みんなが「よかったね!」と言えるような“卒業”の仕方が見つかることを祈っています。


カザルスホール.bmp
3月26日日大カザルスホール、エドアルド・ベロッティ氏による日本オルガン会議2010オープニング・コンサート前


ところで、5月9日『春のいぶきをあなたに』と題して、オルガン・コンサートが開催されます。
今回は、吹奏楽界で有名な秋田市立山王中学校の吹奏楽部とサンサーンスの交響曲第3番『オルガン付き』の最後の部分を共演します。

「吹奏楽と一緒なら、サンサーンスしかやらない!」と言うきわめて強引なオルガニストに、「普通の生徒たちなんですよ!」とおっしゃりながらも、お引き受けくださった木内先生には本当に感謝です。


ふき.bmp
我が家のふきも花が咲きました


そして、サンサーンスつながりで『動物の謝肉祭』を、谷川俊太郎さんの詩の朗読を加えてお聴きいただきます。

また、オルガン・ソロの曲もフランスのロマン派から近代にいたるエスプリに富んだおしゃれな曲が並びました。

バッハの『前奏曲とフーガ 変ホ長調』の前奏曲も、《フランス風序曲》と呼ばれる堂々とした付点のリズムで奏される曲です。


フランスのオルガンが一番喜ぶ、フランスの曲の数々。


おしゃれで、華やかな春の午後を過ごしてみませんか?


水仙.bmp
やっと水仙が咲きました


香取智子 wrote|Date:10.04.21|コメント (1)
Web Galerie 《Chemin de Fer 鉄の道》 第8回展覧会『冬の旅 秋田編』

お久しぶり、F氏の写真館です

小正月行事から愛する鉄道まで
《冬の旅 秋田》、一挙ご紹介

かまくら.bmp
かまくら-横手

DSC_5446 - コピー.bmp
ミニかまくら集合!

ごうた君.bmp
水族館“ガオ”在住《豪太君》、近々《ツヨシ》(メス)の嫁入りが決まっています

ぼうしを被ったポスト.bmp
ぼうしを被ったポスト-角館

南天.bmp


たつこ姫.bmp
はじらう??《たつこ姫》-田沢湖

樹氷.bmp
樹氷


列車.bmp
おばこ号-由利高原鉄道

なつかしや「汽車の時代」.bmp
おお、栓抜き付きのすぐれもの!-北陸線に残るS.40年代半ばまでの便利グッズ。今ではプレートごと残っているものは珍しいそうです。(F氏談)

大糸線1.bmp
大糸線


香取智子 wrote|Date:10.03.30|コメント (1)
《オルガン・ヴェアリアス・ヴァリエーション》オルガニストはドレスを着るか?

気づいたら、あっという間に3月になってしまいました。

秋田で2月に19℃になったくらいですから、2月はもう厳冬期とは呼べなくなったのでしょうか?


 3月12日に関西を代表するオルガニスト、土橋薫さんによる《オルガン・ヴェアリアス・ヴァリエーション》が開催されます。

 土橋さんは大阪音大や甲南女子大で教鞭をとられたり、はびきの市にあるLicはびきので講座やコンサートを企画されるなど、精力的に活動されています。
と言っても、いつも華やかでクラシック音楽をやっている人っぽい方です。(って何???)


つまりですね…自分で言うのも何ですが…

 私なんぞをご覧になっている皆様は、オルガニストはいつもパンツ姿で楽器と戦っている戦士のようにに思われるかもしれませんが(^▽^;、土橋さんはいつもドレス姿で優雅に華やかに演奏されるのです。


ガーベラ.bmp


 かく言う私も学生時代は、ストローハットにコサージュをつけ、バスケットを持ち、ミディ丈のコットンのワンピースなんぞ着て大学に通ったりしました。(ピクニックか!って突っ込まれそうですが…)

 また、わが日本の師匠はパンツやミニスカートをとても嫌うお方で、レッスンはいつもスカート姿。
発表会はもとより、全国の音大から集まる新人演奏会においても常にスカートでした。

 私が学生の頃、日本にはまだそれほど多くの楽器がなく、新人演奏会は国際基督教大学(ICU)の礼拝堂で開かれていました。

 ICUの楽器は演奏台が聖壇中央に設置されていますが、演奏台の前にリュックポジティフというパイプ群がおかれています。ですから演奏者はそのパイプの陰にいて見ることはできません。

それを良いことに?!、わが音大の新人演奏会出演者は歴代、ロングドレスを身にまとって出演しました。
 ロングドレスはピアノ科のユニフォーム。私も何着かは持っていたので、オルガン科の後輩に貸したりしました。でも、新人演奏会でレーガーの大曲を弾くにはリスクが大きすぎると、私はひとり掟破りの普通のワンピース姿で出演しました


つばき.bmp


ところで、ロングドレスでどうやって弾くのかって?

それはですね…
アシスタントが洗濯ばさみを持って、たくし上げた裾を止めて…あとはご想像にお任せします。

 っと話は脱線しましたが、今回の土橋さんのプログラムは古今の変奏曲を集め、オルガンの楽器として音楽としての可能性を示そうという意欲的なもので、今までアトリオンで取り上げたことのない珍しいチェンバロとのアンサンブル、オルガン連弾曲も含まれています。
 オルガン連弾の曲はとてもかっこいい曲です。まだ合わせてはいませんが、実は心密かに楽しみにしているのです。

そんなコンサートに是非、足を運んでみてください!!
華やかな土橋さんに、定評のある分かりやすいお話!

初めての方もどうぞお気軽にお越しください!

ところで、私は一体なにを着たらよいのでしょう???



香取智子 wrote|Date:10.03.01|コメント (0)